公式ドキュメント翻訳
RetoolとSnowflakeを接続する方法 - 最新版ガイド

※本記事は、Retool 公式ドキュメント「Connect to Snowflake」の内容を日本語に翻訳・整理したものです。
一部、読みやすさのために表現を調整していますが、技術的内容は原文に忠実に記載しています。最新情報や詳細な仕様については、上記の英語版ドキュメントも併せてご参照ください。
Retool で Snowflake データベースに接続する方法をご紹介します。
Snowflake との統合を使用してリソースを作成し、Retool で利用できるようにすることができます。設定完了後は、ユーザーが Snowflake のデータと対話するクエリを記述できるようになります。

Snowflake連携を選択してください。

Snowflakeに必要な設定を行い、クリックしてください。

クエリを実行するために、新しいSnowflakeリソースを選択してください。
要件
Snowflake との統合に必要な要件は、Retool がクラウド環境かセルフホスト環境かによって異なります。リソースを作成する前に、Snowflake 側で設定変更が必要な場合もあります。
共通要件
リソース作成のためのユーザー権限
Free または Team プランでは、すべてのユーザーにグローバルな「Edit(編集)」権限があり、リソースの追加・編集・削除が可能です。
組織でリソース単位の権限管理を行っている場合は、「Edit all」権限を持つグループに所属している必要があります。
Snowflake の設定と認証
Snowflake に接続するためには、以下の情報を用意してください:
接続設定(例:アカウント URL、サーバー変数など)
認証情報(例:API キー)
Snowflake の構成変更(認証情報の生成やファイアウォール設定など)が必要となる場合もあります。詳しくは [設定および認証] セクションをご確認ください。
OAuth 2.0 認証(共通)
カスタム OAuth 2.0 クライアントアプリを作成し、Client ID と Client Secret を Retool に設定します。
認証後、ユーザーは Snowflake にリダイレクトされ、Retool にデータアクセスを許可します。
OAuth アプリには通常以下が必要です:
OAuth コールバック URL
スコープ(Scopes):Retool に付与する具体的な操作権限(例:
messages:read,users:write)
Snowflake の OAuth アプリ作成方法の詳細については、公式ドキュメントを参照してください。
Retool は、OAuth を使った ユーザー単位の認証(per-user authentication) に対応しています。
クラウドホスト型の組織(Cloud-hosted organizations)
データソースへのアクセス制御(IP 制限がある場合)
データソースがファイアウォール内にある、または IP アドレスでアクセス制限されている場合:Retool の組織からそのデータソースへアクセスできるよう、必要に応じて Retool のアウトバウンド IP アドレス を許可リスト(Allowlist)に追加する必要があります。
種類 | us-west-2 | eu-central-1 | ap-southeast-1 |
|---|---|---|---|
CIDR IP アドレス |
|
| なし |
個別 IP アドレス |
|
|
|
※今後、IP 許可なしでファイアウォール内リソースに接続できる機能も開発中です。早期アクセスを希望する場合は cloud-connect@retool.com にご連絡ください。
セルフホスト型の組織(Self-hosted organizations)
データソースとの通信を許可する
Retool デプロイメントがデータソースにアクセスできるよう、ファイアウォールやネットワーク設定を調整する必要があります。
必要であれば、双方向通信が可能になるよう構成してください。
Snowflake の設定と認証
Snowflake データソースへの十分なアクセス権と知識が必要です。以下の情報を提供する必要があります:
接続に必要な設定(例:URL やサーバー変数)
認証情報(例:API キー)
場合によっては、認証情報の生成やファイアウォール経由でのアクセス許可など、Snowflake の設定を変更する必要があります。詳細は設定および認証のセクションをご確認ください。
カスタム OAuth 2.0 クライアント認証情報
認証は、カスタム OAuth 2.0 クライアントアプリを使用して行われます。このクライアントを作成し、その認証情報を提供する必要があります。設定が完了すると、ユーザーは Snowflake にリダイレクトされ、Retool によるデータアクセスを承認できます。
OAuth アプリの作成時には、通常以下の情報が必要です:
OAuth コールバック URL:ユーザーが認証後にリダイレクトされる URL
スコープ:Retool に付与される権限。各スコープは特定の操作権限を定義します(例:
messages:readはメッセージの読み取り、users:writeはユーザー作成)。OAuth アプリで定義されたスコープが、リソース設定時に指定するスコープと一致している必要があります。
OAuth アプリ作成後、Client ID や Client Secret といった認証情報が取得できます。これを使用して Retool の OAuth 認証を設定します。
OAuth アプリの作成方法の詳細は、Snowflake のドキュメントをご参照ください。
Retool は、OAuth を使ったユーザーごとの認証(per-user authentication)で Snowflake に接続します。
リソースの設定
Retool の管理画面にサインインし、[Resources] タブに移動します。
[Create new] > [Resource] をクリックし、[Snowflake] を選択してください。
設定
Snowflake リソースの名前、場所、説明を指定します。リソース名と種類は、クエリエディタ上でユーザーが識別する際に表示されます。
リソースを作成するには、以下の設定項目を入力してください。データソースの構成によっては、オプションの設定項目が必要になる場合もあります。
共通項目
Name:リソースの名前
Description:リソースの説明
Account identifier:アカウント識別子
Database name:使用するデータベース名
Schema:デフォルトスキーマ
Warehouse:使用するウェアハウス
User role:ユーザーロール
クエリをプリペアドステートメントに変換する機能を無効化:JavaScript を使用して動的に生成された SQL を許可する、SQL インジェクション保護機能を無効にするかどうかを指定します。
GUI モードによる書き込みのみを許可:ユーザーによる生の SQL ステートメントの記述を禁止し、GUI モードでのクエリ操作のみに制限するかどうかを指定します。
数値型(Number)および整数型(Integer)のカラムを BigInt として取得:数値カラムや整数カラムを高精度で取得するかどうかを指定します。
動的なデータベース名の使用:動的に生成された値でデータベース名を上書きするかどうかを指定します。これにより、複数のデータベースにシャーディングされた構成でも Retool を使用できるようになります。
動的なロール名の使用:動的に生成された値でユーザーロールを上書きするかどうかを指定します。
動的なウェアハウス名の使用:動的に生成された値でウェアハウス名を上書きするかどうかを指定します。
クラウドホストのみ
デフォルトの Retool アウトバウンドリージョンを上書きする:Retool は、データソースへ接続する際にデフォルトで
us-west-2リージョン(米国西部・オレゴン)を使用します。地理的に近いリージョンを選択することで、パフォーマンスが向上する場合があります。
リージョン(REGION) | ロケーション(LOCATION) |
|---|---|
us-west-2 | 米国西部(オレゴン) |
eu-central-1 | ヨーロッパ(ドイツ・フランクフルト) |
ap-southeast-1 | アジア太平洋(シンガポール) |
認証
Snowflake との統合では、以下の認証方式がサポートされています。使用する方式によっては、Snowflake 側の設定が必要な場合もあります。
Basic 認証
ユーザー名とパスワードを使用した Basic HTTP 認証です。これらの資格情報を取得・提供できる必要があります。
カスタム OAuth 2.0 クライアント認証
上記のとおり、OAuth アプリを作成し、Client ID と Client Secret を使用して設定します。
OAuth アプリ作成時に必要な値:
OAuth callback URL:ユーザーがログイン後にリダイレクトされる URL
Scopes:Retool に許可される権限(前述)
作成後に取得できる情報:
Client ID
Client Secret
認証情報の共有:ユーザー間で認証情報を共有するかどうかを設定できます。有効にすると、すべてのユーザーが同じ資格情報を共有し、個別に認証を行う必要がなくなります。Retool からのすべてのクエリは、同一の認証済みユーザーとして実行されます。
※一部のリソースではこのオプションが使用できない場合があります。
キーペア認証
RSA 鍵ペアを構成して使用する認証方式です。以下の情報が必要です:
Username:ユーザー名
Private key:生成された秘密鍵
Private key passphrase:秘密鍵のパスフレーズ(暗号化されている場合)
接続のテスト
[Test Connection] をクリックして、Retool がデータソースに正しく接続できるかを確認します。
※このテストでは、認証情報がすべての操作を実行できるかまでは確認できません。あくまで接続自体の成否のみがチェックされます。
リソースの保存
[Create resource] をクリックして、設定を完了します。その後は、すぐにアプリ作成を始めたい場合は [Create app] を、リソース一覧に戻る場合は [Back to resources] を選択します。
次のステップ
Snowflake リソースの準備が整いました。Snowflake データとやり取りするためのクエリやコードの記述方法については、Retool のクエリ・コード関連ドキュメントをチェックしてみてください。
出典:「Connect to Snowflake」Version: Cloud and 3.234 Edge
※本記事は、Retool公式サイトおよび公式ドキュメントの情報を参考に、公開日時点の内容に基づいて作成しております。掲載されている画像は、公式ドキュメントより引用しています。最新情報については公式ドキュメントをご覧ください。
世界中の10,000社以上が利用するRetoolで、社内ツール開発を効率化しませんか?
ゼロから作る場合に比べ、開発工数を大幅に削減し、短期間でリリースできます。
まずはフリープランに申し込むか、デモを依頼して実際の操作感をご確認ください。
一覧に戻る
